どうも、無垢床(パイン材)の一軒家在住12年のムラサキコです。
無垢床の家に住んでいるみなさんは、フローリングの補修を自分で行っていますか?
おしゃれな見た目に憧れて無垢床を取り入れたものの、あまりの傷の付きやすさに後悔している人も多いのではないでしょうか(床材の種類にもよるかと思いますが……)?
ムラサキコも、かつては無垢床の傷の付やすさに絶望していた人間の1人です。
ハウスメーカーやネット記事・YouTubeから情報を仕入れては、いろいろな無垢床の補修方法を何年も試した素人ムラサキコ。
ここ数年は、以下で紹介する方法に落ち着きました。
というわけで今回は、素人ムラサキコが毎年行っている、無垢床を自分で補修する方法を紹介します。
プロの仕事ではありませんが、無垢材のフローリングの補修に困っている人の参考になれば幸いです♪
ムラサキコ家の無垢床の歴史と実情(理想と現実)
2011年新築当初から人がほとんど通らないベッド下の床
人も犬も頻繁に通るリビングの無垢床
上記の写真からわかるように、12年前に注文住宅を建てたムラサキコも無垢床の現実に絶望している1人です笑。
2011年に家を建てる直前のムラサキコは住宅&インテリア雑誌を読み漁っており、無垢床に並々ならぬ憧れを抱いておりました。「無垢床ってステキ♪絶対無垢材のフローリングにする!」と息巻いて、憧れのまま無垢床(安価なパイン材)を導入したムラサキコ。
子供が小さな時期に家を建てた上に、新築当初は飼う気なんて全くなかった犬が我が家にやってきたのも相まって無垢床はみるみる傷だらけに……あんなにキレイだった床が、こんなにまで傷つくとは……
家を建てて数年は「無垢床の傷も味♪私はこの傷の良さを分かる女」なんて見栄を張って自分を言い聞かせていましたが……
否、傷は傷!!
家・道具に愛着を持って日々の手入れを楽しむような丁寧な生活を送られているステキな方なら、無垢床は年々味わいを増すことでしょう。
……違う……!!
そもそもムラサキコは超ズボラな人間だった……汗!!
手入れなんてこまめに行うわけがない!!
そんなことはわかっていたはずなのに……
ノリと憧れだけで建てる注文住宅は盲目ですね笑。
そして、さらにショックな出来事が。ムラサキコが家を建ててから数年後に新築した友人が何人かいましたが、数年で技術が向上したのかまるで無垢材のような見た目の傷に強いフローリングを導入していました。
「悔しい……もう数年家を建てるのが遅ければ……生まれ変わったら無垢床なんて絶対選ばない!」と思うまでに無垢床を後悔したムラサキコでした笑。
しかしながら、無垢床を導入してしまった以上は嘆いてばかりもいられません。長くキレイに無垢床を使い続けるためには、こまめな手入れが必要です。しかし、業者にフローリングの修復を依頼するのはお金も時間もかかるもの……
コスパを優先してセルフ補修を決意したムラサキコは、ハウススメーカーの公式サイト・ネット記事・YouTubeからいろいろな情報を仕入れては、さまざまな無垢床の補修方法を何年も試しました。
そして行きついたのが、11~12月にかけて少しずつ行う以下の無垢床の補修方法です。
ムラサキコの無垢床の補修方法が絶対的な正解というわけではありませんが、素人が実際に行っている1つの補修方法として参考にしていただければ幸いです。
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素人が自分で行う無垢床の補修方法
before
after
素人ムラサキコが自分で行う無垢材の補修方法なら、上記のビフォーアフターの写真程度に床がキレイになります。完ぺきではありませんが、結構キレイですよね。
素人ムラサキコが行う無垢床の補修の特徴は、以下のとおりです。
プロに無垢床の補修を依頼すると、1フロア全体のフローリングを一度に補修するケースが多いと思います。
もちろん、一度に無垢床全体を補修できるのであればそれに越したことはありませんが、素人が一度にワンフロアを補修するのは至難の業です(家の広さにもよりますが)。
素人が一度にワンフロアの無垢床を補修するのが難しい理由は以下のとおり(ムラサキコ個人の経験による理由)。
- 疲れる
- 床の塗料が乾く半日~1日の間居場所がなくなる
- ヤスリがけで手がしびれて辛い
- しんどい
- しんどい
- しんどい笑
上記の理由を見ていただいてわかるように、素人にとって慣れない床補修は非常に疲れる作業です。本当にしんどいです。
床の傷を補修するには、まず床の凸凹を均すために補修したい床全体にヤスリがけを行う必要があります。
無垢材のフローリングをヤスリがけする時に使うのが、「電動ヤスリ」。
振動がすごいので、素人が長時間使用するのは難しい道具です。
さらに塗料を乾燥させるには半日~1日程度かかるため、ワンフロアを一度に補修すると居場所がなくなってしまいます。
というわけで、ムラサキコ家は毎年少しずつ無理なくフローリングを補修する方法に行き着きました。
では、早速我が家の無垢床の補修方法を紹介していきます。
無垢床の補修に必要な道具
電動サンダー(ヤスリ)。
床の補修は範囲が広いので、紙やすりなどではなく電動を用意するのがおすすめです。
写真は、ブラック&デッカーのマルチツールのサンダーです。
ウッドワックス。
自宅のフローリングに近い色のウッドワックスを用意しましょう。
ムラサキコが使っているのは、オスモ ウッドワックスのチークです。
DIYにも使いやすいので、オスモシリーズは気に入っています。
ハケと布巾。
ウッドワックスを塗装するのに使います。
掃除機。
ヤスリがけをしたときに出る、おがくずを吸い取るのに使います。
ニトリル手袋。
塗装時に、手が汚れるのを防ぐのに使います。
素人ムラサキコの無垢床の補修の手順
今回補修するフローリング。
キッチンとリビングの境目で、シロ氏(ミニチュアシュナウザー♂)がご飯をもらうためにダッシュ&ストップを繰り返すゾーンです。
このゾーンは毎年補修していますが……
今年もやはり傷だらけですね。
とりあえず、約1m四方を補修したいと思います。
ちなみに、ムラサキコ家の無垢材はパイン材です。
安価で導入しやすい無垢床ですが、やわらかくてく傷つきやすいのが難点です……
まずはヤスリがけをして、傷の段差を無くしてなめらかにしていきます。
傷つきづらい無垢材を選ぶなら、少し高めですがナラ・ウォールナットなどがおすすめですよ。
ムラサキコがヤスリがけに使っているのは、10年ほど前に購入したブラック&デッカーのマルチツールです。
ドリル・のこぎり・ヤスリ(サンダー)などのアタッチメントがセットで入っています。
当初はDIYのために購入したのですが……
持ってて良かった、ブラック&デッカー笑。
ブラック&デッカーのマルチツールは、楽天・Amazonなどの通販で購入できますよ♪
では、電動サンダーで、じゃんじゃんヤスリをかけていきます。
初めて自宅のフローリングの無垢材を削るときは、「こんなに削って大丈夫なの!?」と不安な気持ちになると思いますが、心配ありません。
ホームセンターレベルのサンダーで、削れる床の厚さは知れています。
しっかりヤスリをかけたほうがキレイに仕上がるので、ビビらず削りましょう。
こまめに掃除機をかけて、おがくずを取り除きます。
ときどき手触りを確認して、引っ掛かりがなくなるまでヤスリがけしましょう。
ヤスリがけが終わったら、濡れたふきんでおがくずと汚れを拭き取ります。
しばらくフローリングを乾かします。
フローリングが乾いたら、ウッドワックスで塗装します。
自宅のフローリングに近い色のウッドワックスを用意しましょう。
ニトリル手袋を履いて、ハケで床にちょんちょんとウッドワックスを塗っていきます。
こんな感じ。
ウッドワックスを全体に塗りすぎると、床がベタベタする上に補修しない周囲の床から浮いてしまうので注意しましょう。
ウッドワックスが乾く前に、手早く布巾で塗料を伸ばします。
ふきふき。
塗料が良い感じに馴染みました。
色が薄いと感じるときは、適宜ワックスを足して布巾で伸ばしましょう。
あとは半日~1日乾かして無垢床の補修完了です。
同じ要領で、他も数カ所補修します。
広い範囲を一気に補修すると(とくにリビング・キッチンなど人がいがちな場所)、塗料が乾くまで居場所がなくなったり通り道がなくなったりします。
居場所・通り道を確保するためにも、一度に補修を行う場所は距離をとるのがおすすめです。
今年補修した場所を覚えておいて翌年は違う場所を補修すれば、少しずつ無垢床がキレイになりますよ。
丸1日経過して、塗料が乾きました。
素人の仕事ですが、キレイな仕上がりに満足です♪
コスパを重視する人は、自分で無垢床を補修してみてくださいね。
おまけ。
フローリングの広い範囲を一度に補修する人は、塗装にコテバケを使うと作業がスムーズですよ♪
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まとめ:コスパ重視なら、自分で無垢床を補修してみよう!
今回は、素人ムラサキコが毎年行っている、無垢床(パイン材)の補修方法を紹介しました。
ムラサキコの無垢床の補修方法が絶対的な正解というわけではありませんが、この記事である程度セルフでキレイに補修できることがわかったと思います。
今回紹介した方法は、素人が実際に行っている1つの補修方法として参考にしていただければ幸いです。
業者に依頼するコスト・時間を省きたい人は、ぜひセルフで自宅の無垢床を補修してみてくださいね♪
素人ムラサキコの無垢床の補修方法は、毎年アップデートしています。さらに良い方法を見つけたら紹介しますね♪
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