さまざまな種類の木材を取り扱うホームセンター。
趣味でDIYを行っている人のほとんどが、ホームセンターで木材を入手すると思います。
しかし、DIYに使う木材の種類をなんとなく選んでいるという人は、意外に多いのではないでしょうか?
DIY初心者の中には、
「DIYをはじめてみたけれど、なんとなくで木材を選んでいる」
「どんな種類の木材がどんな家具や小物作りに適しているの?」
「もっと本格的なDIY作品を作るために、木材の種類や特徴を知りたい」
と考えている人も多いはず。
木材の種類や特徴に関する正しい知識を持つことは、DIY作品の質を高めたり幅を広げるのに役立ちます。
今回は、ホームセンターで売っているDIYに適した木材の種類や特徴について詳しくお伝えします。
ムラサキコもDIYをはじめたばかりのときは、ホームセンターに売っている木材を何も考えず適当に購入していました。木材の種類や特徴を知れば、DIYのレベルがぐっと上がりますよ♪DIY初心者の人はぜひ参考にしてください。
ホームセンターで売っている木材の種類
ホームセンターで売っているDIY向けの木材には、「無垢材」「集成材」「合板」「パーティクルボード」「ファイバーボード」などの種類があります。
それぞれの木材の特徴や使用目的を解説します。
①無垢材
無垢材とは、木からそのまま切り出した木材のことです。
「一枚板のテーブル」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、この「一枚板」も無垢材に含まれます。
無垢材の価格は木材の種類によって異なり、安価な木材から高級なレア木材までさまざまです。
つぎはぎ部分がなく、自然の木目そのままを活かせるのが無垢材の魅力。
加工時に接着剤などを使用しないので、化学物質の影響を気にする必要がありません。
自然な風合いが魅力な反面、湿度の影響を受けやすく、反りやねじれが出やすいことには注意が必要です。
続いて、無垢材の代表的な例を紹介します。
無垢材その①SPF材
SPF材とは、スプルース(spruce:トウヒ)、パイン(pine:松)、ファー(fir:もみ)のいずれかを用いた木材です。
ホームセンターでもさまざまな種類のSPF材が取り扱われており、値段も比較的安価なので手に入れやすい木材です。
ワンバイ材(厚み19mm)やツーバイ材(厚み38mm)のように規格が決まっており、サイズのバリエーションも豊富。
やわらかく加工しやすい木材なので、DIY初心者にもおすすめです。
SPF材は耐水性が低いため、屋外の使用には不向き。
どうしても屋外で使いたいという場合は、防腐処理をおこなうようにしましょう。
SPF材の使用目的:
ウォールラック、椅子、テーブル、おままごとキッチン、飾り棚etc.
無垢材その②ホワイトウッド
ホワイトウッドとは、ヨーロッパに広く生育しているスプルース属の木材のことです。
SPF材同様、ワンバイ材・ツーバイ材のような規格が決まっており、ホームセンターで比較的安く手に入れられます。
白っぽい木肌が特徴で、SPF材よりも節は小さめ。
軽量でやわらかく加工しやすいので、DIY作品によく使用されます。
耐久性が低く湿気に弱いので、屋外や水気のある場所で使用するときは注意が必要です。
SPF材の使用目的:
ウォールラック、椅子、テーブル、おままごとキッチン、飾り棚etc.
無垢材その③スギ
スギは、日本中で花粉をまき散らすことで有名なスギ(杉)の木から切り出した無垢材です。
流通している量が多い木材なので、ホームセンターで比較的安価に手に入れられます。
軽くてやわらかい材質なので、加工しやすくDIY初心者でも扱いやすい木材です。
スギ材はつやが少なくはっきりとした木目が特徴で、木目を生かした家具などに使用されます。
木材特有の香りを楽しみたい人にもおすすめです。
スギ材はやわらかい木材なので、凹みや傷がつきやすいことには注意が必要。
経年変化で色が変わりやすいことも覚えておきましょう。
しかし、経年変化や傷は「味」でもあるので、メンテナンスしながら木材の変化を楽しむのもおすすめです。
スギの使用目的:
ダイニングテーブル、サイドテーブル、椅子、棚etc.
無垢材その④ヒノキ
ヒノキは、古くからお寺などの建築やお風呂などに使用されている木材です。
水に強く、硬くて耐久性が高いため、フローリングにも使用されます。
ヒノキの香りには、リラックス作用や防虫効果があるのも特徴です。
反りが少なく、切断・切削しやすい木材ですが、費用は割高。
なめらかで美しい木肌が魅力な反面、ヒノキには油分が多いため、塗料を浸透させるような着色には不向きといわれています。
ヒノキの使用目的:
机、本棚、ウッドデッキ、ベッド、テーブル、風呂、タンス、まな板、桶etc.
②集成材
集成材とは、小さな木材を接着剤で貼り合わせて作られた木材のことです。
木材をつなぎ合わせて作るので、無垢材では切り出せないサイズの木材を作れます。
上記写真のギザギザが木材どうしを貼り合わせた部分。
木材を貼り合わせるときに木材のゆがみを修正しながら一枚の板を作っているので、無垢材と比較すると反りやねじれが少ないのが特徴です。
比較的安価で品質も高いので、初心者のDIYに向いています。
使い勝手がいい反面、湿気・紫外線に弱い木材です。
水に濡れたり紫外線に長時間晒されて劣化すると、接着部分がはがれてバラバラになることがあるので注意しましょう。
ホームセンターで購入できる集成材には、次のような種類があります。
集成材その①パイン集成材
集成材といえば「パイン(松)」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
パイン集成材はほとんどのホームセンターで売っており、価格も比較的安価です。
需要の高さから「天板用」「脚用」など、カット&トリミングされた状態で売られているパイン集成材も少なくありません。
やわらかくて加工しやすく、ある程度の強度もあるため、たいていのDIY作品はパイン材で作れます。
パイン集成材を使用する際の注意点は、やわらかい木材なため傷や凹みがつきやすいことです。
シロアリなどの被害を受けやすい木材なため、防虫対策も必要となります。
パイン集成材の使用目的:
テーブル、チェスト、ベッド、フローリング、テレビ台etc.
集成材その②桐集成材
桐集成材は、タンスなどによく使用される「桐」の集成材です。
桐集成材は、湿度の調整に優れており、カビの発生を抑制してくれます。
値段は安価ですが、保温性・防火性・断熱性が高く、値段の割にハイスペックな木材といえるでしょう。
非常に軽く、やわらかくて反りも少ないので、DIY初心者にもおすすめの木材です。
やわらかい木材なので傷・凹みがつきやすく、変色しやすいのが桐集成材の注意点。
強度もあまり高くないため、本棚などの重いものを乗せる家具には不向きです。
桐集成材の使用目的:
棚、飾り棚、引き出し、テーブル、タンス、すのこ、ベッドetc.
集成材その③ファルカタ集成材
ファルカタは東南アジアで生育するマメ科の植物です。
成長が早く数年で伐採できるため、ファルカタ集成材はホームセンタで安価に購入できます。
やわらかく軽いのがファルカタ集成材の特徴。
DIY初心者でも加工しやすい木材といえます。
ファルカタ集成材の強度は高いとはいえず、重いものをのせる棚や大型家具などには不向きです。
やわらかい木材なので、傷や凹みがつきやすいこともおぼえておきましょう。
ファルカタ集成材の使用目的:
収納ボックス、引き出し、飾り棚etc.
③合板
合板とは、丸太をかつら剥きにしてできた薄い木材を、接着剤で何枚も貼り合わせた木材のことです。
薄い木を何枚も貼り合わせるときに修正が加えられるので、ゆがみが少なく強度も高くなっています。
安価で厚さや大きさのサイズ展開が豊富なのも合板の特徴。
合板には接着剤が多用されているため、屋内での使用には注意しましょう。
屋内で合板を使用する場合は、シックハウス対策の等級であるFフォースター(F☆☆☆☆)を指標にする必要があります。
合板には次のような種類があります。
合板その①ラワン合板
ラワン合板とは、広葉樹の合板のことです。
「ベニヤ板」というと、ラワン合板のことを想像する人が多いのではないでしょうか?
「ベニヤ」というのは単層の板のことで、ラワンという木材の単層の板を貼り合わせた木材がラワン合板です。
硬くて傷がつきにくいので、建築資材として使われることが多いのがラワン合板の特徴。
建築業者からの需要が高いため、ホームセンターで非常に安価に手に入れられます。
大きなサイズの木材を安く手に入れられるのが、ラワン合板の魅力といえるでしょう。
安価で強度が高い反面、割れやすく加工しづらいのがラワン合板の注意点です。
木目が見えず表面もざらざらしているので、仕上げの処理が必要なのもおぼえておきましょう。
ラワン合板の他に一般的な合板には、「シナ合板」「ラーチ合板」「ヒノキ合板」などがありますが、今回の記事では割愛します。
ラワン合板の使用目的:
家具の裏板、建材の下地、本棚、テレビ台、棚、ボックスetc.
合板その②ランバーコア合板
ランバーコア合板は、ファルカタ材をラワンで挟んだ合板のことです。
ラワンを使用した「ラワンランバー」以外に、シナを使用した「シナランバー」もあります。
軽い木材であるファルカタ材を間に挟んでいるため、合板としては軽量で扱いやすいのが特徴。
一般的な合板よりも強度が落ちることには注意が必要です。
ランバーコア合板の使用目的:
テーブル天板、収納棚、キャットウォークetc.
合板その③コンクリートパネル(コンパネ)
コンクリートパネルとは、コンクリートを固める型枠として使用する合板のことです。
コンクリートに耐えられるようにするために、合板の表面が剥離剤で塗装されているので、水に非常に強くなっています。
価格は塗装の種類によって異なり、安価なものから高価なものまでさまざまです。
水に強いため、屋外のDIY作品に向いている木材といえるでしょう。
コンクリートパネルは基本的に屋外で使用する木材であり、ホルムアルデヒド放散量基準F☆☆☆☆が取得されていないことがほとんど。
屋内での使用は避けたほうがいいかもしれません。
コンクリートパネルの使用目的:
物置、看板、滑り台etc.
④パーティクルボード
パーティクルボードとは、木材のチップを圧縮・加熱して成形した木材のことです。
「パーティクル」というのは英語で「小片・細片・粒子」という意味をもち、「削片板」とも呼ばれます。
材質が均一なので反りが少なく、断熱性や遮音性に優れているのがパーティクルボードの特徴です。
ホームセンターで比較的安価に手に入れられます。
木の特性を活かした特徴的な見た目なので、個性的なDIY作品を作りたい人にもおすすめです。
パーティクルボードその①OSB
OSBは「Oriented Strand Bord」の略で、「配向性ストランドボード」のことを指します。
ほとんどのホームセンターで取り扱われている木材であり、安価に手に入れられるのでDIY初心者にもおすすめです。
加工がしやすく万能な木材なので、たいていの家具や小物のDIYに使用可能。
塗装しなくても様になるので、おしゃれで存在感のあるDIY作品を作りたい人におすすめな木材といえます。
OSBは、圧縮・接着している木材なので水に強くありません。
湿気の多い場所での使用は避けるようにしましょう。
パーティクルボードの使用目的:
収納ボックス、テーブル、ウォールシェルフ、キャビネット、飾り棚etc.
⑤ファイバーボード
ファイバーボードとは、木材や植物繊維を繊維化してから圧縮して固めた木材です。
密度によってインシュレーションボード(IB)、中質繊維板(MDF)、ハードボード(HB)3種類に分けられます。
3種類の中で、DIYに使用されることが多いのはMDFです。
密度が0.35g/㎤未満をインシュレーションボード、0.35g/㎤以上0.80g/㎤未満を中質繊維版(MDF)、0.80g/㎤以上をハードボードといいます。
ファイバーボードその①中質繊維板(MDF材)
中質繊維版(MDF材は)、0.35g/㎤以上0.80g/㎤未満のファイバーボードです。
加工性が高く軽量であり、切断しても仕上げ不要で利用できます。
強度も高いので、比較的重いものを乗せる棚にも使用可能です。
繊維を固めたMDFは水に弱いので注意が必要。
湿気の多い場所で使用するとカビが生えたり腐食したりするので、水回りでの使用は避けたほうがいいかもしれません。
MDF材の使用目的:
本棚、カラーボックス、ドア、スピーカーのキャビネットetc.
なぜ木材の種類を使い分けたほうがいいの?
なぜ、DIY作品を作るときに木材の種類を使い分けたほうがいいのでしょうか?
それは、「仕上がりに差が出るから」というのが一番の理由です。
木目を活かしたナチュラルな家具を作りたいのに、木目が活きない木材を選んでは仕上がりに納得できないでしょう。
経年変化が大きい木材だと知らずに選んだ場合、時間が経ったあとの色味に不満をおぼえるかもしれません。
DIY作品をイメージどおりの仕上がりにするためには、木材の種類を知り、使い分ける必要があります。
また、DIY作品が長持ちするかどうかも、木材の種類の使い分けによって差が出るものです。
完成時は立派に見えても、時間が経つにつれて反りがあらわれたり、変色、分解、カビなどのトラブルが発生することがあります。
これは、使用場所に適した木材を使っていないことが原因の1つです。
木材の種類について知識があれば、屋外で使用するものを作るのに紫外線や水に弱い木材を使ったり、重たいものを乗せる家具なのに強度の低い木材を使用するといった事態を避けられます。
せっかく作ったDIY作品を長持ちさせるためにも、木材の種類を使い分けることが大切です。
見栄えよく長持ちするDIY作品を作るには、木材の種類を使い分けることが必要不可欠ということですね。
DIY初心者におすすめのホームセンターで買える木材
ここでは、DIY初心者におすすめのホームセンターで買える木材3種を紹介します。
とても扱いやすく、ムラサキコも頻繁に使っている木材ばかりです。
木材選びに悩んでいるDIY初心者の人は、次の3つの木材をぜひつかってみてください♪
おすすめ①ファルカタ集成材
DIY初心者に一番におすすめするのは「ファルカタ集成材」。
ファルカタ集成材はやわらかい木材なので、DIY初心者でも切断や切削が簡単です。
軽量なので、持ち運びや組み立て時もストレスがありません。
値段が安価なので、失敗したときのダメージも少なく済みます。
ほとんどのホームセンターで取り扱っているので、手に入れやすいのもおすすめポイントです
本棚など重たいものを乗せる大型家具にファルカタ集成材は不向きですが、ある程度の強度はあるので、たいていの小型家具に使えます。
ムラサキコ宅のファルカタ集成材実例
↓アンティークの木箱にファルカタ集成材をのせただけのテレビボード。作成して数年経ちますが、32インチのテレビくらいなら全然ゆがみは出てきません。
↓本体と扉にファルカタ集成材を使用した戸棚。引き出しはたしか余ったSPF材を使用したはずです。
ファルカタ材は軽くて使いやすいので、ムラサキコ宅でもDIY作品に多用している木材です。
おすすめ②桐集成材
DIY初心者におすすめの木材2つ目は「桐集成材」です。
ムラサキコも、DIYをはじめたばかりの頃から現在に至るまで使い続けています。
ファルカタ同様、軽くてやわらかいので加工がラクなのが魅力。
値段も安価であり比較的ホームセンターで手に入れやすい木材ですが、中には取り扱っていないお店もあるようです。
ムラサキコの自宅近くでも、桐集成材を取り扱っているホームセンターは半分くらいだと思います。
桐集成材の強度は低めなので重いものを乗せる家具には不向きです。重いものさえ乗せなければファルカタ同様たいていの小型家具は桐集成材で作れます。
ムラサキコ宅の桐集成材実例
↓フィットネス用品系の収納棚。自分で取り付けたムラサキコ宅の棚のほとんどに桐集成材が使用されています。
↓テレビ上のDVD収納棚。本体部分に桐材を使用しています。扉の枠に使用しているのはSPF材です。
↓ガチャレールと焼桐材を使用したクローゼット収納。
↓桐集成材でDIYしたまさかの卓球台笑。実際の卓球台のサイズより少し小さめです。
ムラサキコ宅では、本当にたくさんのDIY作品に桐修正材を使用しています。桐集成材は傷がつきやすい木材ですが、その傷をむしろ味わい深いと感じてしまう今日この頃です笑。
おすすめ③SPF材
DIY初心者におすすめの木材3つ目は「SPF材」です。
安価でサイズ豊富なSPF材はほとんどのホームセンターで手に入れられ、さまざまなDIY作品に使用できます。
やわらかい材質なのでDIY初心者でも加工しやすい木材です。
SPF材は耐久性が低く水にも弱いため、室内の家具や小物に使用するようにしましょう。
SPF材は無垢材なのであまり幅の広いサイズはありませんが、数本並べて組み合わせることで、おしゃれなテーブルやベンチなどが作れます。
ムラサキコ宅のSPF材実例
↓SPF材を使用してDIYした飾り棚。ムラサキコ宅で一番お気に入りの飾り棚です。
↓これもまたSPF材を使用した飾り棚。木目が美しく出たDIY作品で気に入っています。
↓テレビ上のDVD収納棚。扉の枠部分がSPF材です。
ムラサキコ宅のSPF材の使用目的は小物がメインですが、いつかSPF材とアジャスターを使ったウォールラックなどの大型作品にも挑戦してみたいと思っています。
ホームセンターで売っている木材の選び方
ホームセンターで木材を選ぶときには、次のような選び方があります。
木材の選び方のポイントをおさえて、失敗のない木材選びをしましょう。
選び方①反り
木材を選ぶときは、「反り」に注意が必要です。
湿気や乾燥によって木材に含まれる水分量が変わり、木材に反りが生まれることが多くあります。
反りが強い木材を使うとDIY作品にゆがみがでてしまい、美しい仕上がりになりません。
ホームセンターで木材を選ぶときは、できるだけ反りが少ない木材を選ぶようにしましょう。
平らなところに木材を置いて、反りをチェックしましょう。
選び方②ひび・割れ
ホームセンターで木材を選ぶときは、「ひび・割れ」を見逃さないようにしましょう。
反りと同様、水分量の変化によって、木材にひびや割れが生じることがあります。
ひびや割れがあるからといって大きく強度が下がるわけではありませんが、見栄えとしてはあまりよくないので、できるだけひびや割れのない木材を選ぶようにしましょう。
芯持材(年輪の中心がある木材)は反りや割れを引き起こしやすいので、無垢材を選ぶときは特に注意が必要です。
選び方③節
木材を選ぶときは、「節」にも注意が必要です。
木材は節を起点に反りやすいので、節が多すぎる木材はDIYにはおすすめできません。
節自体がぽろっととれてしまい、穴が開くこともあります。
木目を活かすDIY作品の場合、節はアクセントになりますが、反りや割れの原因になり得ることをおぼえておきましょう。
節は他の部分よりも硬いので、ドリルが入りにくいのも注意が必要。
選び方④ヤニ
ホームセンターで木材を選ぶときは、ヤニにも気を付けなければなりません。
ヤニというのは、木材から染み出す樹脂様の液体のこと。
気温が高い夏に出てくることが多く、木材がベタベタしてしまいます。
できるだけ、ヤニが溜まるヤニツボがない木材を選ぶようにしましょう。
ヤニツボが見当たらなくても、夏になってヤニが出てくる場合も。出たヤニはエタノールなどで拭き取るとキレイになります。
まとめ
今回は、ホームセンターで売っている木材の種類や特徴についてお伝えしました。
個人が趣味で作る家具や小物などのDIY作品のほとんどは、ホームセンターで購入できる木材で事足ります。
しかし、種類や特徴を考えず、適当に木材を選ぶのはおすすめできません。
屋内・屋外どちらで使用するのか、湿気の多い場所で使用するのか、軽いもの・重いものどちらを置くのかなど、使用目的に適した木材を選ぶことで、見栄えが良く長持ちするDIY作品を作れます。
この記事を読んだ人は、さっそく次のDIY作品から目的に合わせて木材を選んでみましょう。
良い作品が仕上がれば、DIYはどんどん楽しくなっていきますよ。今回の記事をDIY作品作りに役立てていただければ幸いです。