木の質感が温かく、ナチュラル&おしゃれな部屋作りにぴったりの無垢床。天然木ならではの香りが楽しめたり、調湿作用が期待できたりするのも無垢のフローリングの魅力です。
しかし、いざ無垢床を導入しようとすると「拭き掃除など日常の手入れは大変じゃないの?」「ワックスがけ・再塗装などのメンテナンスは必要?」と、疑問に思いますよね。
今回は、無垢床の基本の手入れ方法や、掃除・ワックスがけなどのメンテナンス方法をくわしく解説します。
DIY工作アドバイザー・日曜大工士の資格を保有するムラサキコが実際に行っている手入れ・メンテナンスも紹介!新築・リフォームで無垢床の導入を検討している人や、すでに無垢床を使っているけれど手入れ方法がわからない人はぜひ参考にしてくださいね。
無垢床とは?どんなフローリングなの?
無垢床とは、1本の木から切り出した天然の木材を使用したフローリングのことです。保温性・断熱性・クッション性に優れ、温かみがあるのが特徴。湿気の多い時期には水分を吸収し、乾燥する時期には水分を排出する「調湿作用」もあり、快適な部屋作りに役立つのも魅力です。
無垢材は水分・汚れが染み込みやすいため、無塗装での使用は推奨されていません。自宅などに設置する際は、塗装して使用するのが基本です。塗装する塗料により、無垢床は大きく以下の2種類に分かれます。
浸透系塗料:オイル塗装・自然塗装
浸透系塗料は、木材の表面から内部に浸透するタイプの塗料です。自然由来のオイルやワックスでフローリングを仕上げる「オイル塗装」「自然塗装」などが該当します。造膜系塗料のように表面を完全に覆わないため、木の質感が失われず自然素材ならではの風合いが楽しめるのが浸透系塗料を使った無垢床の魅力。木が呼吸しやすいため、高い調湿作用も期待できます。
一方、表面に塗膜ができないため、傷・汚れが付きやすいのがデメリット。定期的な塗料の塗り直しが必要ですが、DIYでセルフ補修できるなど手入れしやすい点はメリットと言えるでしょう。
造膜系塗料:ウレタン塗装・UVウレタン塗装
造膜系塗料は合成樹脂が主な成分の塗料で、「ウレタン塗装」「UVウレタン塗装」などが代表的です。無垢床の表面に塗膜を作って硬くなるため、高い撥水性・耐水性を発揮して汚れが付きにくいのが特徴。コーティングは数十年持つので、基本的に塗り替えの必要がなく手入れの手間が省けます。艶やかで、高級感がある仕上がりになるのも魅力です。
塗膜のおかげで強度が増す反面、木材ならではの質感が失われるのがデメリット。表面に傷が付くと目立ちやすく自分でなおすのは難しいため、専門業者に補修を依頼する必要があります。
日常的&定期的に無垢床を手入れすれば、美しい経年変化が楽しめる
無垢床のキレイをキープするなら、日常的&定期的に手入れするのがおすすめ。日々の掃除はもちろん一定のサイクルでワックスがけを行えば、無垢床は艶やかさを増して美しい飴色の経年変化が楽しめます。愛着を持って無垢床をメンテナンスし、味のある自分の家ならではのフローリングを育てましょう。
手入れしないからといってすぐにダメになるわけではありませんが、定期的に手入れすれば見た目&質感の良い無垢床で気持ち良く過ごせますよ。
無垢床の基本的な手入れ方法
無垢床の基本的な手入れ方法は、以下のとおりです。
浸透系塗料の手入れ (オイル塗装・自然塗装など) | 造膜系塗料の手入れ (ウレタン塗装・UVウレタン塗装など) | |
日常の手入れ | 掃除機・ほうきをかける 乾いた雑巾・ドライシートで拭く | 掃除機・ほうきをかける 乾いた雑巾・ドライシートで拭く |
ワックスがけ | 1年に数回程度 | 1年に1回程度 |
再塗装 | 定期的な再塗装が必要(1年に1回程度) | 基本的に不要 |
傷・凹みなどの補修 | セルフ補修可 | セルフ補修は困難 専門業者が補修を行う |
浸透系塗料の無垢床も造膜系塗料の無垢床も、日常の手入れは同じ。掃除機やほうきでゴミを取り除き、雑巾やドライシートで乾拭きをするのが基本です。飲み物をこぼしたり手洗いの水が飛んだりするなど水分が床に付着したときは、内部に染み込む前にすぐに乾いた布で拭き取るのが大切。掃除機をかけるときや拭くときは、床の木目に沿って行うとゴミ・汚れが取れやすいですよ。
また、定期的にワックスがけを行うことで、撥水性とツヤがキープできます。浸透系塗料を使った無垢床は油分が失われやすいので、1年に数回程度ワックスがけをするのがおすすめ。コーティングが長持ちする造膜系塗料を使った無垢床も1年に1回程度ワックスがけをすれば、フローリングの美しさが保てますよ。
浸透系塗料を使った無垢床は塗装が落ちやすいため、1年に1回程度の再塗装が必要です。ただし、部屋全体の塗装は必須ではなく、人がよく通る場所や水回りなどの水分が飛びやすい場所を部分的に塗装するだけでもOK。造膜系塗料を使った無垢床はコーティングが長持ちするため、基本的に再塗装は必要ありません。
浸透系塗料を使った無垢床は扱いやすく、傷・凹みが生じた場合は削って塗装するなどセルフ補修が可能です。造膜系塗料を使った無垢床の傷は目立ちやすく素人の補修は困難なので、必ず専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。
浸透系塗料を使った無垢床の傷・凹みの直し方は、「無垢床のその他の手入れ・補修方法」の項でくわしく解説するので参考にしてくださいね。
ムラサキコが定期的に行っている無垢床の手入れ方法(掃除・ワックスがけ)を紹介
ここでは、DIY工作アドバイザー・日曜大工士の資格を保有するムラサキコが実際に行っている無垢床の手入れ方法を紹介します。あくまでメンテナンスの一例ですが、写真付きでくわしく解説するのでぜひ参考にしてくださいね。
ムラサキコ家の床材はオイル塗装のパイン材
ムラサキコ家の床材は、オイル塗装のパイン材です。13年前の新築時は、無垢床に関する知識が皆無だったムラサキコ。「おしゃれで安い(「安い」がメイン)!」という理由だけで、パインの床材を選びました。
13年前のムラサキコは、ナチュラル系インテリア雑誌にドハマり中で無垢床に人一倍憧れていました。本当は硬くて傷つきづらいナラ材を選びたかったのですが、予算オーバー。しかし「新築するなら、絶対おしゃれな無垢床がいい!」と諦めきれず、予算内で導入できるパイン材を選んだ次第です。
パイン材は温かみがあって見た目には気に入っているのですが、やわらかい材質で傷が付きやすいのが難点。予定外に犬を飼ったこともあり、日を追うごとに床が傷ついていきました。「せっかく無垢床導入の夢が叶ったんだから、愛着のあるフローリングに育てたい!」と思い、無垢床の手入れを勉強。長年かけて、今の手入れ・メンテナンス方法にたどり着いた感じです。
使用しているワックスは「AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックス(天然床ワックス)」
ムラサキコが無垢床の定期的な手入れに使用しているワックスは、「AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックス(天然床ワックス)」です。フローリングを水拭きするだけで、クリーニング効果とワックス効果の両方が期待できる優れもの。天然成分が使われているため、子ども・ペットがいる家庭にもおすすめです。AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスの成分は、以下を参考にしてください。
- 水
- アルコール
- 亜麻仁油
- カルナバ蝋
- 蜜蝋
- オレンジ油
- ローズマリー油
- ユーカリ油
- ダマール
- セルロース
- ホウ砂
- ホウ酸
- カゼイン
水拭きだけで手入れが完了するので、とっても手軽!天然成分ならではのやさしい香り(オレンジの香り)も気に入っています。
AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスで拭いた後の無垢床には薄い膜ができ、床にホコリ・汚れがつきにくくなるため、その後の掃除機がけ・乾拭きがラクになります。自然なツヤが出て、天然木の風合いが増すのも魅力。30倍に希釈して使用するので、経済的なのもうれしいポイントです。
「AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックス(天然床ワックス)」は、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングのアウロ公式ショップで購入できますよ。便利なシートタイプもおすすめです。
メンテナンスを行う頻度は3ヵ月~半年に1回程度
ムラサキコがAURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスを使って無垢床を手入れする頻度は、3ヵ月~半年に1回程度。AURO公式ショップの商品ページには「標準頻度:指定なし(推奨:月2回程度)」と書かれていますが……ズボラなムラサキコはそんなに頻繁にメンテナンスできません笑。
とはいえ、AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスを使った手入れはとても簡単!無理のない頻度で忘れず手入れし、無垢床のキレイをキープしましょう。
毎日の掃除は、ロボット掃除機&水分を乾拭きで拭き取る程度です。
無垢床の手入れの流れ
ここでは、ムラサキコが定期的に実践している無垢床の手入れの流れ(掃除・ワックスがけ)を紹介します。
あくまでムラサキコ家のパイン材の場合ですが、無垢床のメンテナンスの参考になれば幸いです。
手入れ1:できるだけ床の上の物を片付ける
無垢床の手入れを始める前に、フローリングの上にある物をできるだけ片づけます。
ダイニングの椅子は、テーブルの上にあげるのがおすすめ。
先に床を片付ければ、後の作業がスムーズですよ。
手入れ2:フローリングの隙間の汚れを除去する
ワックスをかける前に、無垢床の板の隙間のゴミを取り除きましょう。
つまようじ・ハケを使ってゴミをかき出し、掃除機で吸い取るのがおすすめです。
ホコリはもちろん、こんな感じで無垢床の間にはいろいろなものが挟まっています。
ムラサキコはハンドメイド制作を行っているため、ビーズ・ワイヤーなどの材料が挟まっているケースが多いです。
こんな感じでハケでホコリをかき出します。
取り出しにくいゴミは、つまようじを使うのがおすすめ。
ホコリ・ゴミがかき出されました。
かき出されたホコリ・ゴミを掃除機で吸い取ります。
この工程を無垢床全体に行いましょう。
手入れ3:掃除機をかける
無垢床全体に掃除機をかけ、ゴミを取り除きます。
写真の床は、シロ氏(シニア犬のミニチュアシュナウザー)のおかげでなかなか傷だらけです……
このような傷は本項で紹介するメンテナンスでは改善しないので、以下の記事の補修方法を参考にしてください。
巾木(はばき)の上のホコリもついでに掃除します。
フローリングを拭くときにイヤでも目に付くので、先に掃除するのがおすすめです。
頻繁に押したり引いたりするダイニングの椅子は無垢床を傷つけやすいので、100均などの滑りが良くなる床傷防止シールを貼るといいですよ。
手入れ4:ワックスを希釈する
AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスをバケツやボウルに入れて希釈しましょう。
推奨されている希釈濃度は30倍で、1リットルの水に対してキャップ3杯のワックスを入れます。
AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスの原液は、白色。
柑橘系の自然素材ならではの良い香りがします。
あまりワックスがけの頻度が高くないムラサキコは、気持ち濃いめに希釈しています。
ただし、希釈液が濃すぎると床がベタついたり滑りやすくなったりする可能性も。無垢床に浸透できるワックスの量は決まっているので、商品説明に書かれている希釈濃度を守りましょう。
希釈したワックスは長期保存できないので(夏は1日・冬は3日程度)、一度の手入れで使い切るのがおすすめです。
手入れ5:ワックスを含ませた雑巾で床を拭く
手荒れを予防するため、水拭きを始める前に手袋を履きます。
雑巾やタオルをワックスに浸し、固く絞ります。
無垢床は水に弱いため、雑巾を絞るときに飛び散った水分を放置するのはNG。
ワックスの入ったバケツ・ボウルは床に置かず、シンクの中など濡れても良い場所に設置するのがおすすめです。
広さにもよりますが、部屋全体を手で雑巾がけするのはなかなか骨が折れるものです。
無垢床のワックスがけの負担を減らすのにおすすめのアイテムが、写真のような雑巾が挟めるモップ。
立ったまま作業できるので、ワックスがけがグッとラクになりますよ。
モップの先のクリップを開き、ワックスを絞った雑巾を挟みます。
ちょっとオーバーサイズですが、挟めました。
では、モップでワックスがけを行います。
ワックスがけした無垢床の上は乾くまで歩けません。
玄関など家の端のスペースから、ワックスがけを始めましょう。
ふきふき。
ワックスがけは、木目に沿って行うのが基本です。
掃除機・ほうきも木目と平行にかけましょう。
ドアの裏もしっかり拭きます。
玄関のワックスがけが終わりました。
1つの区画のワックスがけが終わったら、雑巾を洗うように再びワックスを染み込ませます。
玄関と同じ要領で、すべての部屋の無垢床をワックスがけしましょう。
モップが入らない狭い部分は、手で拭きます。
キッチンのワックスがけも完了。
普段は水汚れを防止するマットを敷いているので、左右で床の風合いが異なります。
リビング・2Fのワックスがけも完了しました。
手入れ6:床を乾かす
ワックスがけが終わったら、無垢床を乾かしましょう。
AURO(アウロ) Nr.431 フロアー用ワックスは、水拭きと変わらない速度で床が乾くのが特徴。天気・季節にもよりますが、10~20分程度で乾きますよ。
床を早く乾かすためにも、湿気が少ない天気の良い日に手入れするのがおすすめです。
フローリングを乾かしている間に、雑巾を洗うなど道具の片付けを済ませます。
乾燥完了。
ワックスをかける前と、かけた後の無垢床を比較してみます。
写真は、リビングの無垢床のビフォーアフター。
少し分かりづらいですが、ムラのような床の汚れが取れて自然なツヤが出ました。
ベタつきも取れて、サラッとした歩き心地です。
キッチンの無垢床のビフォーアフター。
マットの境目部分の、汚れムラがなくなったのがわかります。
玄関の無垢床のビフォーアフター。
もともと傷や汚れが少ない場所だったので、手入れ前後の変化が分かりづらいですね。
手入れ前後の無垢床のアップ。
一度のワックスがけではそれほど大きな変化はありませんが、定期的なメンテナンスを継続することで美しくツヤのあるフローリングに育ちます。
「面倒だから手入れしない」なんて言わず、みなさんも愛着を持って無垢床をメンテナンスしてくださいね。
希釈したワックスのビフォーアフターも。無垢床が、いかに汚れていたかがわかりますね。
ちなみに、今回3LDKのムラサキコ家の無垢床の手入れ開始から乾燥までにかかった時間は、約2時間。写真を撮りながら作業したので、いつもより少し時間がかかりました。
数ヵ月に一度の手入れなので、それほど苦になりませんよ。
無垢床のその他の手入れ・補修方法
ここでは、無垢床にありがちな凹み・傷・汚れなどの手入れ・補修方法を紹介します。
以下で紹介するのは、浸透系塗料を使った無垢床の補修方法です。
凹み
無垢床の上に物を落としたり引きずったりすると、写真のような丸状・線状の凹みが生じます。
無垢床の凹みは、霧吹き・濡れタオル・アイロンがあればある程度修復が可能です。
まずは、霧吹きなどでフローリングが凹んだ部分に水をかけます。
濡れタオルを乗せて、数分待ちます。
凹みの上に、5秒程度アイロンを当てます。
ときどきタオルをめくって凹みの状態を確認しながら、数回繰り返しましょう。
無垢床の凹みの補修完了。
補修前とフローリングの状態を比較してみましょう。
線状の凹みは消え、丸い凹みの深さは浅くなったのがわかります。
今回補修した凹みは長い間放置していたもので、木が硬くなってしまい完全には元に戻りませんでした。
凹んでから日が浅いほど元の状態に戻りやすいので、気付いたらできるだけ早く補修しましょう。
傷・剥がれ
ダイニングテーブル・デスクまわりは椅子を押し引きするため、無垢床の表面が剥がれたり傷が付いたりしやすい場所です。
床が大きく剥がれたり傷がひどいときは、サンダーとウッドワックスで補修しましょう。
サンダーを使って無垢床を補修する際は、AURO(アウロ) Nr.431 のような日常手入れ用ではなく、無垢床をしっかり保護するオイルワックスを使用するのがおすすめ。
ムラサキコが普段補修に使用しているのは、「オスモカラー ウッドワックス チーク」です。
まずは、傷が付いた無垢床をサンダーで削ります。
削った部分を手で撫でて、凸凹がないフラットな状態か確認します。
無垢床の表面が滑らかになるまで、しっかりサンダーをかけましょう。
掃除機で木くずを吸い取って……
布巾で汚れを拭き取ります。
こんな感じ。
削った無垢床全体に、ウッドワックスを布巾で塗り込みます。
ウッドワックスを塗り終わりました。
丸一日乾かしましょう。
無垢床の剥がれ・傷の補修完了。
写真では凹凸があるように見えますが、手で触ると表面はとても滑らかです。
補修前と無垢床の状態を比較してみます。
少し手間はかかりますが、かなりキレイになりました。
ペンなどの油性の汚れ
無垢床で生活していると、写真のような水拭きでは消えない油性の汚れを発見することがあります。
小さな子どもがいる家庭は、ペンでいたずら書きをされることもあるでしょう。
油性の汚れは、消しゴムで落とせる可能性があります。
木目方向を意識して、普通に消しゴムをゴシゴシかけます。
手入れ完了。
うっすら汚れは残っていますが、かなりキレイになりました。
消しゴムで消えないときは、紙やすりなどで軽く表面を削ってワックスで仕上げるのがおすすめです。
無垢床を手入れするときの注意点
無垢床の手入れには、使用NGな道具があります。フローリングのメンテナンスを行う前に、以下の注意点を理解しておきましょう。
薬剤が染み込んだ化学雑巾・モップの使用は不可
無垢床を手入れするのに、薬品が染み込んだ化学雑巾・モップを使用するのはNG。薬品によっては、油シミなど汚れ・変色の原因になる可能性があります。無垢フローリングで使える化学雑巾・モップもありますが、使用OKか購入前にフローリングメーカーに確認するのがおすすめです。
ポリッシャー(自動床洗浄機)・スチームクリーナーなど水分・蒸気を出す掃除用具は使わない
基本的に無垢床は水に弱いため、ポリッシャー(自動床洗浄機)・スチームクリーナーなど水や蒸気を出す道具を手入れに使うのはおすすめできません。床材が過剰な水分を含んでしまうため、フローリングが反る原因になります。汚れが気になるときや表面にツヤを出したいときは、こまめにワックスがけをしましょう。
まとめ:無垢床を定期的に手入れして、フローリングの変化を楽しもう
今回は、無垢床の基本の手入れ方法や掃除・ワックスがけなどのメンテナンス方法をくわしく解説しました。定期的な無垢床のメンテナンスを実施すれば、美しくツヤのあるフローリングに育ちます。せっかく無垢床を導入するなら愛着を持って手入れを行い、自分の家ならではの飴色の経年変化を楽しんでくださいね。