どうも、DIY&ハンドメイド大好きムラサキコです。
みなさんはビーズ・レジン液・パーツ・糸・ピンセットなど、ハンドメイド材料・道具の収納に困ったことはありませんか?
こまごまとしたハンドメイド小物は整理整頓しづらく、新しい作品を作るたびに量も種類も増えていくもの。
久しぶりにハンドメイド作品を作ろうとすると、「あれ?あのパーツ・道具はどこだっけ?」と必要なときに必要なものが見つからないことも多いですよね。
ムラサキコも持っているはずのパーツ・道具が見つからず、買い直した後に見つかって悔しい思いをしたことがあります……(ムラサキコがズボラなだけかもしれません笑)
「ハンドメイド小物を一か所にまとめて収納できる、引き出しチェストがどこかで売っていないだろうか?」と近所の店舗やネット探すも見つからず……
ぴったりの商品が見つからないなら、自分にぴったりの引き出しチェストをDIYしちゃえ(いつものパターン)!!
というわけで今回は、ハンドメイドの材料・道具など小物収納に便利な、DIY引き出しチェストの作り方を解説します!
ハンドメイド用品以外の小物収納にも便利な作品です。写真付きでくわしく説明するので、引き出し作品にトライしたい人やDIY初心者の人はぜひ参考にしてくださいね♪
小物収納に便利なDIY引き出しチェストの設計図
最初の設計では、脚付きのDIY引き出しチェストにする予定だったのですが……
①意外と高さがあって安定しなさそうだった
②ロボット掃除機がハマりそうだった
上記2点の理由から、脚を付けるのはやめました。
状況に応じて臨機応変に対応するのが、DIYを成功させるコツです(言い訳)笑。
引き出しは、小~超特大まで5種類あります。
今回ムラサキコがDIY引き出しチェストを作る目的は、散らかったハンドメイド小物・材料・道具をすっきり収納すること。ビーズのケース・レジン液・エンボスヒーターなどに合わせて、高さ・奥行・幅を決めました。みなさんも、収納するもののサイズに合わせて自由に設計しましょう。
ちなみに、本体の横幅は設置場所の柱の幅に合わせました。
引き出しと本体の隙間は、縦横2~3mm程度の余裕をもって設計するのがおすすめ。たとえば、引き出しを収納する空間の横幅が12㎝なら、引き出し本体の横幅を11.8cmにするといった具合です。
今回作るDIY引き出しチェストは板のサイズの種類が多いので、設計図に板の番号を記しておくとカット・組み立てがスムーズですよ。
DIY初心者におすすめのDIY家具は以下の記事でチェック!
小物収納に便利なDIY引き出しチェストに必要な材料
①桐材
軽くて扱いやすいので、今回のDIY引き出しチェストには桐材を採用しました。
桐材は、ホームセンターなどで購入できますよ。
②隠し釘
引き出しを組み立てる際に使用します。
木ネジや釘でも問題ありませんが、引き出し前面だけは釘の頭が落とせる隠し釘を使用したほうが、キレイに仕上がります。
③木ネジ
木ネジは、DIY引き出しチェスト本体・引き出しの見えない部分の組み立てに使います。
④木工用ボンド
木工用ボンドは、引き出しの組み立て時に使用します。
⑤ウッドワックス
ウッドワックスは木材の耐久性を上げるために、カラー塗料の下に塗ります。
写真は、オスモのチークカラーのウッドワックスです。
オスモを取り扱っていないホームセンターもあるので、ネットでの購入がおすすめです。
⑥水性塗料
今回は、設置したときの圧迫感を減らすため、壁紙と同じ色のホワイトカラーの水性塗料を選びました。
シャビー(古びた)な感じに仕上げたいので、つやがないマットなタイプを選んでいます。
⑦取っ手
今回作るDIY引き出しチェストは、19個の引き出しがある作品なので、大量の取っ手が必要です。
引き出しの大小に合わせて、丸形・アーチ型の取っ手を用意しましょう。
写真は100均のセリアで購入した取っ手。店舗の在庫が足りない可能性もあるので、早めに確認して必要があれば注文しましょう。
楽天市場・Amazonなどの通販サイトもおしゃれな取っ手が多く、大量注文できるのでおすすめですよ。
⑧のこぎり
のこぎりは、木材のカットに使用します。
⑨やすり
やすりは、木材の角を整えるのに使用します。
写真は100均の紙やすり。
今回のDIY引き出しチェストは板の数が多く、仕上げが大変だったので、写真のようなハンドル付きのやすりも使いました。
⑩シャープペンシル・じょうぎ・カッター
板にカットラインを引くのに使います。
引いたラインをカッターでなぞればのこぎりカット時のガイドとなり、初心者でもキレイに木材がカットできますよ。
⑪かなづち
隠し釘を打つのに使います。
⑫電動ドライバー
DIY引き出しチェストを木ネジで組み立てるときに使います。
取っ手を取り付けるときに穴を開けるので、ドリルパーツも用意しておきましょう。
⑬踏み台
のこぎりで板をカットするときに、台として使用します。
⑭レジャーシート
作業時に床に敷きます。
写真は100均の2畳用のレジャーシートです。
2枚重ねれば塗料が床に染みにくいので、塗装時も安心ですよ。
⑮ニトリル手袋
塗装時に手が汚れるのを防ぎます。
丈夫で手にフィットして作業しやすいので、ニトリル手袋がおすすめです
小物収納に便利なDIY引き出しチェストの作り方
では、DIY引き出しチェストの作り方を写真付きで解説していきます。
①木材をカットする
まずは、桐材にのこぎりのカット線を引いていきます。
シャープペンシルと定規で、設計図の板の大きさどおりにカット線を引きましょう。
こんな感じで、桐材に線を引きます。
桐材に線を引き終わりました。
引いた線に沿ってカッターで切れ込みを入れます。
のこぎりでカットするときのガイドになるので、DIY初心者におすすめの方法です。
のこぎりで桐材をカットします。
踏み台の上に乗せて、木材をのこぎりでカットします。
カットする木材の種類が多くて分類が大変……
カットした木材には、設計図に書いた番号をシャープペンシルで記載しておくと、組み立てるときにわかりやすいのでおすすめです。
ウッドワックスで色を塗ったら、ほとんど文字が見えなくなります。
カットした木材にやすりをかけます。
はじめは、100均の紙やすりでやすりがけしていたのですが……
今回DIYする小物収納引き出しチェストは、あまりにも木材の数が多い……
紙やすりだとかなり手が疲れます汗。
というわけで、ハンドル付きのやすりを使用。
やすりがけの作業がかなりラクになりました。
スピード感もアップです。
②カットした木材をウッドワックスで塗装する
すべての桐材のカットが完了したら、ウッドワックスを塗っていきます。
ハケでウッドワックスを適度に伸ばしたら……
ふきんで塗料を伸ばしながらワックスを拭き取ります。
すべての木材を塗装したら、丸1日乾かします。
オスモのウッドワックスを使う場合は、使い終わった布巾・ハケが発火する可能性があるので、必ず水に浸してから処分しましょう。
③引き出しを組み立てる
木材の塗料が乾いたら、引き出しを組み立てます。
接着する木材の側面に、木工用ボンドを塗ります。
こんな感じ。
ぴったり端を合わせて板を乗せて……
かなづちで釘を打ち込みます。
1辺につき釘を2カ所打ち込みます。
今回の引き出しチェストは使用する板が6mmと薄め。
あまりに端に打つと板が割れてしまうので注意しましょう。
実は、釘が突き抜けたり板が割れたり結構失敗しているムラサキコ……
引き出しは外から見えない部分が多いので、ぶっちゃけなんとかなります笑。
背面の板も釘で打ち付けます。
最後に引き出し前面の板を取り付けます。
引き出し前面の釘は見た目的に目立たなくしたいので、釘の頭を外せる隠し釘を使います。
普通の釘と同じように、隠し釘を打ちます。
隠し釘を打ち終わりました。
丸1日木工用ボンドを乾かします。
途中で釘がなくなったので、ビス(木ネジ)に変更。
ありもので間に合わせましょう笑。
釘でもビスでも長さ・太さが合えば問題ありません。
個人的には、ビスのほうが得意です。
あとは同じことの繰り返し。
大中小19個の引き出しを作らなければならないので、なかなか大変です。
ただひたすら作りつづけます。
翌日、木工用ボンドが乾いたので、隠し釘の頭を折ります。
なにも難しいことはなく、釘の頭をかなづちで叩くだけで、ポロっと取れます。
とれた♪
結構快感です笑。
どんどん釘の頭を折ります。
釘の頭を落とした後の板は、こんな感じ。
全然釘の跡が目立ちませんね。
近くで見たら釘の位置がわかります。
見た目を気にする場所に、隠し釘はおすすめです。
引き出しがモリモリ。
19個の引き出しをDIYするのは大変でした……
引き出し作りに自信がない人は、100均の木箱などを活用するのがおすすめです。
④チェスト本体を組み立てる
引き出しづくりが終わったので、設計図どおりに本体を組み立てていきます。
右の図(汚い手書きで申し訳ありません汗)のように、設計図の下から順に、パーツごとに組み立てていきます。
少しコツがいるので、注意して作業を進めましょう。
まずは、取り付ける板の位置を定規とシャープペンシルを使って書きます。
見づらいですが、こんな感じ。
裏・表・側面のすべてにラインを記入すれば、板の位置が把握しやすく、作業がスムーズです。
木材に書いたラインに沿って、最下段の仕切り板を木ネジで取り付けます。
チェスト本体最下段の①のパーツです。
中心に1カ所だけネジ止めします。
ネジ止めが中央の1カ所だけなので、こんな感じでクルクル板が動きます。
板がクルっと動くのが、上のパーツにネジ止めするときの重要なポイントです。
1つ上の②のパーツも同様に、中央の1点だけでネジ止めします。
②の中央の仕切り板をこんな風に斜めにして……
①の中央の仕切り棚端の2カ所をネジ止めします。
こんな感じで、①と②が連結しました。
同様に、「上段のパーツを作る」「仕切りを2カ所ネジ止めする」を繰り返します。
最下段中央の仕切り板も、2カ所ネジ止めしておきましょう。
最下段は中央1枚の仕切りだけで不安定なので、引き出しを入れて安定させて作業するのがおすすめです。
⑤の最上段まで組み立て完了。
上面・側面の枠をネジ止めします。
ムラサキコのネジ止めの位置は超適当笑。
両方端2カ所が基本で、安定感が足りなければ中央も足す感じです。
ネジ同士が干渉しないよう、直角にある板のネジの位置に注意しましょう。
上面・側面
上面・側面の枠を、組み立てた本体にはめます。
間隔を定規で測りながら、各板を上部・側面の枠にネジ止めします。
端2カ所ずつが目安です。
こんな感じ。
いい感じです。
底板をチェスト本体にネジ止めします。
こんな感じ。
安定感◎です♪
背板を取り付ける前に、引き出しがスムーズに入るかどうか確認します。
……ご覧のとおり、どうしても入らない引き出しが1つ見つかりました。
ムラサキコのゆるゆる適当DIYにはよくあることです笑。
他にも滑りがきつめの引き出しがありましたが、なんとか引き出せるのでそのままにします笑。
チェスト本体に入らなかった引き出しは、一旦分解して作り直し。
全体的にヤスリがけして小さくしました。
なんとかすべての引き出しが、本体に収まりました。
背板をネジ止めします。
背板のネジ止め完了。
複数枚の板を使う場合は、中央部分のネジ止めも忘れないようにしましょう。
良い感じです♪
⑤カラー塗料で塗装をする
チェスト本体と引き出しを、水性のカラー塗料で塗装します。
今回は、設置したときの圧迫感を軽減するために、壁紙と同じホワイトの塗料を選択しました。
まずは、本体をひっくり返して底板を上側にします。
カラー塗料を塗る前にウッドワックスを塗りこむのは、防汚性・撥水性を高めて作品を長持ちさせるため。
シャビーに仕上げるためにカラー塗装をやすりがけしたときに、木の色をキレイに見せる目的もあります。
底板は塗装しません。
全面の仕切り・側面・背面の上から半分を塗装します。
あまりハケに塗料をつけすぎず、サッと塗るのがおすすめ。
シャビーでおしゃれな感じに仕上がりますよ。
チェスト側面はこんな感じ。
側面同様に、背板も上から半分程度塗装します。
全面の仕切り部分も塗ります。
内側にマスキングテープを貼ったほうがキレイに仕上がるのですが……
引き出しの内側は見えない場所なので、今回はそのまま塗装します(面倒くさいし笑)。
チェスト本体をひっくり返して、元の状態に戻します。
塗り残した部分をすべて塗装します。
塗装完了。
背面も良い感じです。
次に、引き出しの前面だけを塗装しましょう。
引き出しの側面・底面・背面は基本的に見えない部分なので、塗料が節約できます。
引き出し前面の塗装完了。
こんな感じ。
塗装完了。
丸1日乾かします。
乾いたら軽くやすりがけをして塗料を落とし、シャビーに仕上げます。
こんな感じ。
ちょっと古びた雰囲気が出ておしゃれです。
⑥引き出しの取っ手を付ける
引き出しの取っ手を取り付けていきます。
引き出し前面の対角線の長さを測り、中点に印をつけます。
ドリルで穴を開けます。
取っ手のネジを引き出しの内側から穴に通します。
取っ手をくるくる回してネジ止めします。
こんな感じ。
この作業を引き出しに繰り返します。
大きめの引き出しは、アーチ型の取っ手を付けるのがおすすめ。
今回使用したのは、すべて100均(セリア)の取っ手ですが、どれもとてもおしゃれですね。
完成した引き出しを、1つずつ本体にしまっていくのが楽しい♪
実は、100均の取っ手の在庫が足りず、残り3つは注文中。
今回の作品のように大量のパーツを100均で購入するときは、早めに店舗で在庫を確認しましょう。
楽天市場・Amazonなどの通販サイトの利用もおすすめです。
⑦DIY引き出しチェスト完成!
数日後、部品が入荷し……
ハンドメイド小物の収納に便利な、DIY引き出しチェストの完成です♪
今回のDIY引き出しチェストは、背面の柱の幅に合わせて設計しました。
ぴったり♪
ホワイトカラーにしたので、圧迫感が少ないのも良かった♪
いくつか引っ掛かりが気になる引き出しもありましたが、全体的に収まりが良くて一安心です。
シャビー感はもう少し出してもよかったかな~というのが反省点(好みの問題ですが)。
やすりがけが少し甘かったようです。
収納するハンドメイド小物(材料)に合わせて設計したので、ビーズのケースもぴったり♪
レジン液&レジンクリーナーもぴったりの高さ♪
粘土♪
エンボスヒーターも箱のまま収納できる♪
大満足の収納力です。
ハンドメイド材料・道具など小物の収納に困っている人は、この記事を参考にぜひDIY引き出しチェストを作ってみてくださいね♪
DIY初心者におすすめのDIY家具は以下の記事でチェック!
まとめ:小物収納に便利なDIY引き出しチェストは、手間はかかるが初心者でも挑戦できる作品
今回は、小物収納に便利なDIY引き出しチェストの作り方を写真付きでくわしく解説しました。
引き出し作りの手間はかかりますが、時間をかければDIY初心者でも挑戦できる作品だと思います。
ハンドメイド用品など小物の収納場所に困っている人や達成感のあるDIY作品が作りたい人は、この記事を参考にDIY引き出しチェストを作ってみてくださいね。
材料・道具をすっきり収納すれば、新しいハンドメイド作品作りの意欲も湧きますよ♪
DIY初心者におすすめのDIY家具は以下の記事でチェック!