
どうも、DIY大好きムラサキコです。
ひさしぶりに大型作品をDIYしました。
今回紹介のは、「脱衣所の壁付け収納棚」の作り方です。
洗剤、シャンプー、コンディショナーなどのストックや洗顔料、化粧水、ヘアケア用品etc……
いろいろなものが散らかりがちな脱衣所ですが、大きめの棚がひとつあればそれだけでスッキリできるもの。
DIY初心者の人でもわかりやすいように、くわしい作り方から壁への取り付け方までご紹介します。
サイズ

サイズは上記写真のとおり。
基本的には扉に使うフォトフレームのサイズから逆算すると設計しやすいです。
市販の板のサイズにあわせて奥行きを設計すれば、余計な木材カットをはぶけます。
フォトフレームの大きさや入れたい物のサイズ、つける場所の広さにあわせて、使い勝手がよく邪魔にならないサイズを設計しましょう。
初心者向けDIT家具は、以下の記事でチェックしてください。
必要な材料・道具
①木材

本体の枠組みとして使用する木材は桐材を選びました。
桐材は軽くてカットしやすいのでDIY初心者におすすめの木材です。
手間をはぶくためにも、なるべくカットが必要ないサイズの木材を選ぶようにしましょう。
②フォトフレーム

戸棚の扉として使用するフォトフレームはダイソーの商品です。
今回は同じフォトフレームを3つ購入して連結させました。
棚に入れたい化粧品のボトルが20cmほどの高さだったので、縦の長さが24cmのフォトフレームを選んでいます。
収納するものにあわせた大きさのフォトフレームを選びましょう。
③ガラスフィルム

ガラスフィルムはフォトフレームの扉に貼るために使用します。
写真は10年ほど前に購入し、自宅にあまっていた商品です。
ホームセンターなどでいろいろなデザインのガラスフィルムが売られているので、好みの商品を選びましょう。
④取っ手

取っ手はセリアで購入したものです。
取っ手はつかめればいいのどんなデザインでもかまいません。
フォトフレームの枠に取り付けられる大きさの取っ手を選ぶ必要があるので、サイズには注意しましょう。
⑤蝶番

蝶番は本体に扉を取り付けるのに使用します。
写真はダイソーで購入した蝶番で、今回は4個用意しました。
扉の大きさにあわせて個数を調整しましょう。
⑥ミニ蝶番

ミニ蝶番はフォトフレームをつなぎあわせるためのものです。
使い方はのちほど説明します。
1辺をつなぎあわせるのに2個必要なので、今回は4つ用意しました。
セリアのミニ蝶番は100円(税抜)で6つの蝶番が入っているのでコスパ最高です。
⑦棚受

棚受は本体を壁に取り付けるのに使用します。
写真はダイソーで購入したもの。
今回のように60cmほどの幅の作品であれば棚受は2個でじゅうぶんです。
小さすぎると強度が落ちるので、棚の奥行きの半分以上の大きさで棚からはみ出ないサイズの棚受を選びましょう。
⑧ウッドワックス

ウッドワックスは本体の着色に使用します。
写真は数年前に購入したオスモウッドワックスの「チーク」です。
オスモのいろいろなカラーを使ってみましたが、「チーク」がムラサキコ一番のお気に入り。
何度もリピ買いしている商品です。
使い込まれた感ごめんなさい……。
⑨カラー塗料

カラー塗料は扉部分の着色に使用します。
写真は油性のグリーンの塗料です。
棚を湿気の多い脱衣所に取り付けるため、今回は油性塗料を選びました。
水性塗料でも問題ありません。
好きなカラーを用意しましょう。
⑩のこぎり

のこぎりは木材カットに使用します。
写真は長年使用しているバクマソーです。
軽くて使いやすいので、DIY初心者におすすめののこぎりです。
歯が悪くなったら交換できるのも魅力です。
⑪ドライバー・ボンド・ねじ

今回の作品の組み立てにはねじを使用していますのでドライバーが必要です。
桐材は柔らかいので手動のドライバーでもかまいませんが、電動ドライバーのほうが作業をスムーズにおこなえるでしょう。
本体をしっかりと接着させるため、組み立て時にはねじだけではなく木工用ボンドも使用します。
⑫カッター・工作マット

カッターはガラスフィルムをカットするのに使用します。
作業台を傷つけないためにも工作マットは必須です。
カッターはのこぎりでカットしやすくするために、カット前の木材にガイドを付けるのにも使います。
⑬ハケとふきん

ハケはウッドワックス用とカラー塗料用の2本必要です。
ふきんはウッドワックスをふき取るために使用します。
はみ出したボンドのふき取りにも使えるので、ふきんは複数枚用意しましょう。
⑭ゴム手袋

ゴム手袋は塗料を塗る際に使用します。
作業しやすいようにできるだけピッタリサイズの商品を選ぶようにしましょう。
⑮紙やすり

紙やすりは木材のカット面を整えるのに使用します。
シャビーな風合いにするために、カラー塗料を塗った部分を削るのにも必要です。
写真はダイソーの紙やすりで、数種類の目の粗さがセットになっています。
⑯瞬間接着剤

接着剤はガラスフィルムをフォトフレームにはりつけるのに使用します。
乾いた後に白く変色しない接着剤を選んだほうが仕上がりはキレイです。
⑰レジャーシート

作業時に部屋を汚さないためにも、レジャーシートは必ず用意しましょう。
写真はキャンドゥで購入した商品です。
1枚では塗料が染みて床についてしまう可能性があるので、2帖用を2枚重ねるのをおすすめします。
⑱水平器

水平器は棚を壁に水平に取り付けるために必要です。
作り方
手順①本体の木材をカットする

木材を測って、カットする部分にシャープペンで線を書き入れます。

カットの線に沿ってカッターで切り込みを入れます。
切り込みがガイドとなり、のこぎりでカットするときにまっすぐ切れます。
できるだけ深めに切り込みを入れましょう。

すべての板に線と切り込みを入れた状態です。

レジャーシートを敷きます。
2枚を重ねた状態です。

のこぎりと板をのせる台です。
写真の台は息子が小さいときに使用していた踏み台。
意外と使えるのでおすすめです笑。

木材をカットしていきます。
カッターの切れ込みに沿って歯が進んでいくので楽チンです。

おがくずはこまめに掃除すると、あとあとラクです。
ムラサキコは切るたびにおがくずを掃除機で吸います。
家中DIYの極意です。

すべてカットし終わりました。

板の四隅をやすりがけしてきれいにしていきます。
綺麗に仕上げたい人は面もみがくとよいでしょう。
手順②カットした木材にウッドワックスを塗る

木材にハケでウッドワックスを塗っていきます。
後でふきんでふき取るのであってかまいません。

ふきんで塗料をふき取ります。

ふき取るとこんな感じ。

使い終わったふきんは発火の可能性があるので、必ず水でしっかり濡らして処分します。
手順③フォトフレームを分解して塗料を塗る

フォトフレームを分解します。
フレームとアクリル板だけ使用するので他は処分してかまいません。

ハケで油性塗料を塗っていきます。

塗り終わったらこんな感じ。

結構レジャーシートが汚れました……
ので。

半分だけめくって作業をすすめます。
これがムラサキコのいつものやり方です。

まる1日塗料を乾かします。

シャビー感を出すためにフレームにやすりをかけて塗料を削り落とします。
シャビー感を出したくない人はそのままでかまいません。

塗料を削ったあとのフレーム。
手順④本体を組み立てる

本体を組み立てていきます。

まずはボンドを接着部分につけます。

板を重ねて3か所ねじでとめます。
ねじがななめにならなうよう気をつけましょう。

はみ出たボンドは濡れたふきんでふき取ります。

ねじ止めしたあとはこんな感じ。

同じように4箇所ねじ止めしていきます。

本体の枠が完成しました。
手順⑤フォトフレームで扉をつくる

次に、フォトフレームで扉を作っていきます。

フレームに使われていたアクリル板を用意。

アクリル板の大きさにあわせてガラスフィルムをカットします。

ガラスフィルムのビニールをはがし、アクリル板に貼ります。

アクリル板がガラス風になりました。

アクリル板をフォトフレームに瞬間接着剤で取りつけます。
内側の縁の部分にはみ出ないように接着剤をのせます。

接着剤を一周つけたらやさしくアクリル板をおいて30分ほど乾かします。

フォトフレームをミニ蝶番で接続します。
隣りあう部分に2か所ずつミニ蝶番をつけます。

拡大するとこんな感じ。
ミニ蝶番の向きに気をつけましょう。

本体とつなぐための蝶番をフォトフレーム表面上部に取りつけます。
接続した扉を安定させるためにフォトフレームが隣りあう位置に蝶番を取りつけましょう。

こんな感じで4箇所に蝶番を取りつけます。

取っ手を取りつけます。
手順⑥本体を壁にとりつける

完成した扉を本体に取りつける前に本体枠を壁に取りつけます。
棚受けを本体にねじで取りつけます。

水平器で水平状態を確認しながら、本体枠をねじで壁に取りつけます。

壁に取りつけたあと。
手順⑦扉を本体にとりつける

扉を本体にねじでとりつけます。
本体と扉の隙間が左右均等になるように調整しましょう。

上側の隙間はあまりあけないようにします。

完成♪
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まとめ
収納棚の作り方をご紹介しました。
今回はお伝えしたのは基本的な手順なので、好きな大きさや色の収納棚に応用できると思います。
みなさまのDIYの参考にしていただければ幸いです。